イベントの相関関係とタグ
Zabbix 3.2では、タグ機能によりリアルタイム障害照合がより簡単になりました。タグ付けを行うことによりイベントを識別することが可能になり、異なるソースから受信した情報と関連づけることが可能になりました。これによりたくさんの通知から解放され、相関関係に基づく根本原因の特定に注力することができるようになります。
急激に増えるログファイルの複製
煩わしいログファイルのメッセージ対応を削減することが可能になりました。Zabbix 3.2に新しく加えられたパラメータにより、より重要なまたは直近のメッセージのみ受信できるようになります。
ホストグループの階層化
多様なホストのグループ内サブグループの作成や他グループへの同一グループ作成は、膨大な監視対象機器のナビゲーションを容易にします。
Webシナリオのエクスポートとインポート
ホストやテンプレートのXMLのエクスポート同様、Webシナリオもエクスポートできるようになりました。ホスト/テンプレートのインポート時には新規作成、上書き、存在しないWebシナリオの削除のオプションができました。
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トリガーヒステリシスの簡易化
Zabbix 3.2では、トリガーヒステリシスの定義処理を簡易化するため、「復旧条件式」という補助トリガー表現オプションが実装されました。これによりOKステータスに戻ったトリガーのための条件を独立して定義できるようになります。
LLDで作られたアイテム、トリガー、グラフの編集機能
LLDによって追加された機器の手動有効化、無効化、削除機能により、不要なアイテム、トリガー、グラフの設定が容易になります。設定タブはたったワンクリックです。
リカバリー運用
Zabbix 3.2のリカバリー運用では、トリガーがOKになった時、通知を行いかつ、リモートコマンドを実行することが可能になります。さらに、複数の復旧メッセージを1つにまとめることも可能になりました。
Zabbix 3.2の新機能の詳細は新機能紹介ページをご覧ください。
Zabbix 3.2のインストール、アップグレードについては、リリースノートをご覧ください。
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