What’s New in Zabbix 4.0?
本リリースに含まれている新機能を簡単に紹介します。
まったく新しく開発を行ったグラフウィジェットは収集データをより高度に可視化することができます。グラフウィジェットは様々な形式のグラフを利用でき、複数のデータセットを利用し、データセットごとにグラフの形式と複数のデータを指定できます。グラフ上の線のスタイルや軸、凡例のレイアウトの設定ができるほか、グラフ上に障害の発生状況の情報を表示できます。グラフ上をマウスカーソルでポイントすることで、監視データの情報を表示することもできます。
キオスクモードは全画面表示モードであり、ダッシュボード、障害画面、最新データ画面などすべてのページで利用することができます。ダッシュボードのウィジェットもより効率良くデータを表示できるようにフッタの情報を改善しました。
新しいコンパクトビューモードは運用者にとってより最適な表示を行います。運用時により効率的かつ分かりやすくどの障害が重要度が高く対応する必要があるかを表示できます。このモードでは一度により多くの障害情報を表示できます。
Zabbixプロキシとの通信にデータ圧縮機能を利用することができます。この機能はデフォルトで有効になっており、プロキシとの通信を圧縮し転送データサイズを削減できます。結果としてネットワークトラフィックは下がりパフォーマンスも改善されます。
Zabbixが検知した障害に対応するための、より柔軟で効率的なワークフローのための機能強化を行いました。 個々の障害は手動のクローズや深刻度の変更、障害確認やコメントの記入が行え、それらの変更時には通知を送信することもできます。 それぞれの操作を許可するかどうかはユーザーの権限設定で変更が可能です。 すべての操作は記録され、障害対応がどのように行われたかを分かりやすく表示できます。
新しいアイテムのタイプ、HTTPエージェントではHTTPやHTTPSプロトコルを利用して監視データを収集することができます。アイテムの保存前処理や依存アイテムを活用することで、Rest APIやXML, SOAP, JSON-RPC, Prometheus, プレーンテキストデータなどの形式で取得できる監視データを効率良く収集できます。
Zabbix 4.0の新機能の詳細は新機能紹介ページをご覧ください。 Zabbix 4.0のインストール、アップグレードについては、リリースノートをご覧ください。 |